今回は、クラリネットの全タンポ交換修理(リペア)をしました。
しばらく吹いていないクラリネットでしたのでまず、キーを全て分解し、トーンホールや管体、キーを磨きました。
それから、ジョイント部のコルク交換をして、錆びているニードルスプリングを新しいものに交換しました。
次にタンポ交換ですが、元々フィッシュスキンタンポを取り付けていましたが、お客様のご希望で皮タンポをつけることになりました。
皮タンポとフィッシュスキンタンポでは、タンポの厚みが若干、違うので単純に取り付けるだけでは、キーのオープニングが変わってきます。
元々のオープニングをあらかじめ測っておき、皮タンポを取り付けてそのオープニングになるようキーを曲げたり、バランスコルクを削って調整します。
キーのオープニングが変わると音程の取り方や、抵抗感が変わります。
もちろんフィッシュスキンタンポから皮タンポに交換すると、音質や吹奏感が変わりますので、まずは元々のオープニングにしてお客様に試奏してもらい、希望を聞きながらオープニングの微調整をしていきます。
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ヤマハ、クランポン
(両メーカーともにB♭クラリネットのみ)
管割れ、バネ交換などの修理は別途料金となります。
上記のクラリネット以外の修理やリペアは別途料金となります。
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これも以前のブログで問い合わせのあった修理する際に欠かせないリペア道具について書いてみます。
(2枚目の画像は大きさが分かりやすいように携帯電話と一緒に写しています。)
画像をクリックすると拡大してご覧いただけます。
これは、金床(かなどこ)またの名を「アンビル」と呼ばれています。
いったいどの様な場合にこの金床(かなどこ)を使用するかといいますと、針バネ(ニードルスプリング)をつぶす時やキーの曲がりを修正する場合、また広い面は平滑で硬質な金属を使用しているので、もう片面は定盤(じょうばん)として表面、裏面と使い分けています。
小さい金床は主に定盤として、サックスなどの高音部のトーンホール修正に使用します。
金床の表面でサックスのトーンホールにあて平らかどうか見て、平らでない場合は、金床の裏面に紙やすりを両面テープで貼りトーンホールが平らになるよう削っていきます。
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前回、ブログでクラリネットの管割れ修理【リペア】の記事でキサゲについて皆様からのご質問が多かったので、キサゲについて書いてみます。
一般的にはスクレーパー(SCRAPER)とも呼ばれています。
キサゲ作業とは?を説明すると、キサゲ工具を用い局部的に削り、摺り合わせをすることです。
彫刻刀やノミで木を削る様な感じと言えば分かるかと思います。
具体的にどのような場合に、この作業が使われるかと言えば、金管楽器・木管楽器のハンダ付けの際に行います。
楽器本体や、支柱に付着している古いハンダを取り除いたり、ハンダ付けした際の余分なハンダを取り除く作業にキサゲを用いて作業をします。
また、クラリネットやオーボエなどの木製楽器の管割れを修理(リペア)する時に、トーンホールの整形に使用したりするこのキサゲは、リペアマンには必須アイテムです。
この画像のキサゲは、工場に勤めている知り合いの方に硬度の高い鋼(ハガネ)をグラインダーで加工した手作りのものをいただきました。
削る場所や角度により両端の刃を使い分けて使用しています。
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久しぶりの更新となってしまいました。
今日は、クラリネットの管割れ修理(リペア)をしました。
寒くなってくると管割れしやすいのでこれからの時期は管割れしないように気をつけましょう!
以前、ブログで管割れについて書いていますので参考にしてみてください。
→ クラリネットのリペア(修理) 管割れについて
画像をクリックすると拡大します。
今回の管割れは、トーンホールに達していて全長10センチメートルくらい割れていました。
グレナディラの粉末を割れたところに入れ、その上から接着剤を流します。
接着剤が固まったらヤスリで余分な部分を削り、スチールウールやサンドペーパーで仕上げます。
トーンホールはキサゲなどで余分な接着剤を削り落として、元通りの形に仕上げます。
トーンホールを傷つけたり削りすぎたりすると息漏れの原因となるので、トーンホールの割れの修理には神経を使います。
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