火事にあったテナーサックスのリペア(修理)の続きをご覧下さい。
今回は、テナーサックス内部の洗浄、サックス本体より、はずれていたキーポストやキーガードのポストをハンダ付けし、ニードルスプリングを取り付ける修理(リペア)を書いていきます。
テナーサックスの外部同様、内部も黒く焦げていて、焼け焦げた臭いがしていました。
どうやって洗浄しようかと悩んだ結果、オリジナルのテナーサックス内部掃除道具を作成しました。
【画像はありませんがセルマーのスーパースワブみたいなものを自分で作成しました。】
オリジナルといっても丸いスポンジを用意しその周りに布を巻き、両端に紐を取り付けた簡単なものです。
布にコンパウンドをつけて両端の紐を引っ張り、ごしごしと洗いました。
サックスの管内部は、表面の仕上げと違い、微妙に凹凸があるためところどころ黒く、変色の跡がみられますが、焼け焦げた臭いがとれ、見た目もすっきりしました。
次に、火事の熱で高温になり、ハンダが溶けて外れたキーポストやキーガードのポストをハンダで取り付けしました。
またところどころハンダが流れ出ている箇所もあったのではみ出たハンダを取り除いたりという作業をしました。
(画像をクリックすると拡大してご覧いただけます。)



まずはキーをサックス本体に取り付け、ニードルスプリングがちょうどの長さになるように喰切(クイキリ)で切ります。
その次に金床の上でニードルスプリングを置き、根元を扇型になるようハンマーでたたきます。
その状態のスプリングをキーポストに押し込んで完了です。
ニードルスプリングは、キーをおさえる強さを決める上で重要です。
例えば、サックスのクローズキーのバネが弱すぎると大きく吹いたとき、息の圧力でキーが浮いたり、オープンキーのバネが強すぎると早いパッセージを吹くときに引っ掛かったりといろいろ問題が出てきます。
ひとつのサックスでも何種類もの太さのスプリングを使用し、それぞれのキーに合った太さを(強さ)のバネを使用しています。
0.05ミリごとの太さの違うニードルスプリングをそれぞれのキーポストに合うものを選んでいくので、それなりに時間がかかる作業です。
(画像をクリックすると拡大してご覧いただけます。)


テナーサックス修理(リペア)大作戦 関連記事
テナーサックス修理(リペア)大作戦 その1
テナーサックス修理(リペア)大作戦 その2
テナーサックス修理(リペア)大作戦 その3
テナーサックス修理(リペア)大作戦 その4
テナーサックス修理(リペア)大作戦を終えて
フランスセルマー リペア(修理) 関連記事
リペア(修理)大作戦!【ヴィンテージ サックス】編 その1
リペア(修理)大作戦!【ヴィンテージ サックス】編 その2
リペア(修理)大作戦!【ヴィンテージ サックス】編 その3
サックスの修理をはじめ、管楽器のリペア(修理,調整)は実店舗ならびに、インターネットからのお問い合わせ、お電話やメールでも全国対応しております。
アルペジオ楽器まで、お気軽にお問い合わせください。
→ アルペジオ楽器 お問い合わせのページ
■24時間受付の安心で便利な通販(楽器や小物など)もご利用いただけます。
→ (別窓) アルペジオ楽器のオンラインショップ(通販)
サックス修理、リペア、調整 対象機種
セルマー(アメセル、フラセル、ビンテージ)、ヤナギサワ、ヤマハ
凹み直しやバネ交換などは別途料金がかかる場合があります。
上記のサックス以外の修理やリペアは別途料金となります。
クリック → サックス修理(リペア) メニューの一覧ページ
クリック → 修理やリペアのお申し込み方法

管楽器全般の修理(リペア)に関するご質問、ご依頼は迅速に対応させていただきますので、困ったことがあればお気軽にご相談下さい。
