投稿日:2009年03月14日 13:36 土曜日
フランスセルマー(フラセル)のヴィンテージサックスのリペア(修理)大作戦の第5回目のブログです。
いよいよばらしていたベルや管体を組み立てスプリングを取り付けます。
まずは、最適なサイズのスプリングをチョイスします。
次に、スプリングの長さを実際にキーを取り付けて合わせます。
丁度の長さになるように喰切(くいきり)でカットし、金床の上でスプリングの根元を金槌でたたいて2枚目の画像のように扇型にして、特殊なペンチで差し込んでいきます。
最後に、スプリングをキーを組み立てたときにテンションがかかるようにペンチで曲げていきます。
画像をクリックすると拡大画面でご覧いただけます。
バネ圧はプレイヤーによって好みが違いますが、クローズキーは大きく吹いたときにキーが浮かないように若干きつめにします。
ここまでくれば全タンポ交換修理と同じようにバランスコルクやタンポを取り付け、バランスを調整しながら組み上げていきます。
上下の画像は修理後と修理前ですので見比べてみてください。
画像をクリックすると拡大画面でご覧いただけます。
最後に、試奏しながらキーの開き(オープニング)やバネ圧の微調整をして完成となります。
画像をクリックすると拡大画面でご覧いただけます。
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