投稿日:2007年06月06日 16:00 水曜日
今日は、バリトンサックスのリペアをしました。
修理内容は、キーをバラして管体、キーを磨いて、左手のタンポを主に交換しました。
タンポは年月が経つと新品に比べて硬くなってきます。古くなったタンポは、きちんとトーンホールを塞いでいても気密性が悪くなるため、空気が漏れたりする場合があります。
まだタンポが破れてないから大丈夫と思わずに、ご自分のサックスのタンポを触ってみてください。タンポの皮がカサカサしていたり、硬いようでしたら、替え時かもしれません。
またクローズキー(通常閉じているキー)とオープンキー(通常開いているキー)では、タンポの寿命も違ってきます。
クローズキーのタンポの方が寿命は短いです。
なぜなら普段からスプリングバネによりトーンホールに押さえつけているので、タンポに常時、圧力が加わるからです。
高音のF#、F、E、D#、Dのキーのタンポが一番寿命が短く、最初に替えることが多いです。
タンポの寿命は、日頃のメンテナンスによってかわってきます。
練習後に必ずスワブを通して管体内部の水分を取り除き、タンポに付いた水分を吸水シートなどで取り除く方と、何もせず吹いたらそのまま片付ける方では、明らかに違います。
ですから日頃のメンテナンスや掃除をこまめにして、少しでもタンポの寿命を伸ばしましょう!
管楽器全般の修理(リペア)に関するご質問、ご依頼は迅速に対応させていただきますので、困ったことがあればお気軽にご相談下さい。
■修理・調整済みの中古管楽器を販売しております。
→ (別窓) アルペジオ楽器運営の中古管楽器販売専門店(通販)
■新しい修理ブログはこちら
→ (別窓) アルペジオ楽器NEW修理ブログ
管楽器(金管楽器/木管楽器)や修理(リペア)などのご相談は、アルペジオ楽器までお気軽にお問合わせください。
トラックバックは歓迎ですが、言及リンク(本記事または当サイトへのリンク)の無いものは原則削除対象としています。あらかじめご了承ください。