投稿日:2007年11月19日 13:38 月曜日
前回、ブログでクラリネットの管割れ修理【リペア】の記事でキサゲについて皆様からのご質問が多かったので、キサゲについて書いてみます。
一般的にはスクレーパー(SCRAPER)とも呼ばれています。
キサゲ作業とは?を説明すると、キサゲ工具を用い局部的に削り、摺り合わせをすることです。
彫刻刀やノミで木を削る様な感じと言えば分かるかと思います。
具体的にどのような場合に、この作業が使われるかと言えば、金管楽器・木管楽器のハンダ付けの際に行います。
楽器本体や、支柱に付着している古いハンダを取り除いたり、ハンダ付けした際の余分なハンダを取り除く作業にキサゲを用いて作業をします。
また、クラリネットやオーボエなどの木製楽器の管割れを修理(リペア)する時に、トーンホールの整形に使用したりするこのキサゲは、リペアマンには必須アイテムです。
この画像のキサゲは、工場に勤めている知り合いの方に硬度の高い鋼(ハガネ)をグラインダーで加工した手作りのものをいただきました。
削る場所や角度により両端の刃を使い分けて使用しています。
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