投稿日:2007年09月21日 20:57 金曜日
今回は、火事にあわれたテナーサックスの修理(リペア)をご覧下さい。
何回かに分けてブログでテナーサックスの修理(リペア)状況を書いていきますのでご覧下さい。
お客様からのメールです。
●●●●●(メーカー名)のテナーサックス・●●●●●●(モデル名)を所有しております。
実家に置いてあったのですが、先月貰い火で実家が全焼してしまい、思い出の品にと、何とか助け出してきましたが、ハードケースが半分溶けていて、それが本体の吹き出し部分にしっかりついてしまい、全体的にすすけており、ネックはなんとかきれいにしたものの、半田は溶けてダレている、というとてもひどい状態です。
マウスピースは溶けてなくなってしまったので、新規に購入して吹いてみたら音が出る!ので、なんとかキレイにしてちゃんと吹けるように調整もしたいのですが、そちらではこういう修理(オーバーホール?)は、可能でしょうか?
まずは、アルペジオ楽器に送られてきたときの画像をご覧下さい。
(画像をクリックすると拡大してご覧いただけます。)
このテナーサックスをチェックしたところ、ケースが溶けるくらいの高温だった為に何箇所かでハンダがたれている。
1箇所キーポストが外れている。
低音キーのローラーが溶けて回らない。
もちろんタンポやバランスコルク、フェルト、針バネも使い物にはなりませんでした。
まず始めに、テナーサックスのキーを全て分解し、本体に付いている古い針バネを取り外しました。
次にテナーサックス本体のベル+1番管と2番管を分解してキーと2番管を磨きました。
磨き終わった画像をご覧下さい。
(画像をクリックすると拡大してご覧いただけます。)
次回は、一番汚れのひどかったベル+1番管の磨きと、管内部にケースの燃えカスや煤(スス)がこびりついているのでそれを取り除きたいと思います。
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